デンマークのスーパーマーケット事情~決済方法はどれがお得?~
デンマークのスーパーマーケット事情
~決済方法はどれがお得?~
私の滞在している場所の近所のスーパーマーケット(føtexという名前のお店)には、食料品だけでなく日用品、洋服なんかも売られていて大抵のものはここで揃えられる印象。ただ、デンマークは日本と比べると基本的には物価がかなり高いし、すべてデンマーク語での表記なので読み取るのに苦労する。私はグーグル翻訳のカメラ入力でリアルタイム翻訳を利用しているが、精度は低いので参考程度にしかならない。
まず入ってすぐ目に付くのは、入口専用ゲート(USJとかディズニーランドの入り口にあるやつに似ている)。これがあるせいで逆走はできない。何も買わない場合も出口専用ゲートから出る。
それから、カゴとカートが一体化したものが結構メジャー。この発想はなかったなあ。
日本と大きく違うのは、牛乳。種類が豊富で、乳脂肪分が低いもの方がメジャーらしい。購入するときにはパッケージとよく睨めっこしないといけない。日本の生乳100%とほぼ同じものは、写真左手の乳脂肪分3.5%のもの。右手のKærnemælkと呼ばれるものは乳脂肪分0.5%と表記されており、味と見た目は甘くない飲むヨーグルトだった(紅茶やコーヒーに入れると分離する)。いわゆる牛乳を求めているのなら、これは買うべきではない。
ありがたいことにデンマークでは牛乳は比較的安い。
ちなみに、この小さい牛乳は大学のコーヒーマシンの横に置いてあって無料で手に入るもの。0.5%FATと書いてあるから低脂肪牛乳。日本だとこういうときに置いてあるのは牛乳ではなくて、コーヒーフレッシュとかいう名前の油と水などの混合物...。デンマークを見習って牛乳を置いてほしいものである。
会計の仕方も少し違う。かごから商品を取り出して、ベルトコンベアーの上に置いていく。そして、前後の人の商品と区別するために仕切り板を置く。この作業を自分でしなければいけない。その後、店員がバーコードを読み取って集計してくれるのは同じ。そして、基本的にはビニール袋は有料もしくは置いていなかったりするので、マイバッグを持っていく必要がある。スーパーをはじめとして、クレジットカード払いが圧倒的に多い。現金で払っている人をまだ見たことがない。
このお店に関して言えば、なんとJCBカードのApple Pay払いができた。
ここで、海外での決済方法について記録しておく。
海外でのクレジットカード払いでは、両替手数料と海外事務手数料がかかる。両替手数料は国際ブランドによって、海外事務手数料はカード会社と国際ブランドに基づいて定められている。MasterとVISAの両替手数料はそれぞれ以下のサイトで計算できる。JCBのサイトにはDKK(デンマーククローネ)のレートは載っていなかった...。電話すれば教えてもらえるんだろうけど。ちなみに、JCBの場合は決済明細が確定すると、換算日とレートが明記されるので、そこから両替手数料の逆算はできる。
Master
https://www.mastercard.co.uk/en-gb/consumers/get-support/convert-currency.html
VISA
カードによってはポイント還元率やキャッシュバックのキャンペーンが異なるので総合的に見てどれを使うのが得なのか判断する。
さらに脱線すると、海外でのクレジットカード払いは上述したような手数料がかかるので、一番お得な決済方法ではない(20%キャッシュバックキャンペーンなんかがあれば話は別だが)。
ではどうするのがいいのかというと...現地でキャッシングカードを使って現金を引き出してその現金で支払うのが一番お得。キャッシングカードによってはネットで繰り上げ返済ができるので、ほぼ手数料がかからない計算になる。その代わり、繰り上げ返済を忘れるとその分だけ利子を取られるし、ATMでカードが吸い込まれる危険性もある(海外ではそんなに珍しいことではないらしい)。またカードの種類によっては、ATM利用手数料がかかることもあるので注意が必要。まあ私はキャッシング専用のカードを作ったものの、キャッシング枠を増額できなかったので無用の長物となった。
また、銀行などで日本円を現地通貨に両替してもらうこともできるが、これが一番手数料が高い。現地で両替するほうが日本で両替するよりはまだマシらしいが、それでもクレジットカードの手数料の比ではない。したがって、日本であらかじめ両替する額は、それを踏まえてよく考えるべし。
そして海外でクレジットカード払いをする際に絶対に気をつけることは、現地通貨で決済すること。日本円を選択してしまうと、その店の独自のレートで換算されてしまうのでぼったくられるらしい。
クレジットカードを挿入して支払うタイプなら、大抵はPINコードを入力する前にどの通貨で決済するのかを聞かれる。しかし何も聞かれないこともあり、これがどういう違いによるものなのかがよくわからないのだが...私の場合は、後から領収書を確認すると、聞かれていなかった場合にもちゃんと現地通貨になっていた。
最後に、ペットボトルや瓶、缶飲料について。リサイクル意識が高く、購入したときに容器の料金が上乗せされており、リサイクルボックスに投入することで返金されるシステムが一般的。だから、スーパーには空になったペットボトルなどを回収する機械が設置されており、そこに使用済みペットボトルを入れると、その店での割引サービスが受けられる券がもらえるらしい。
下図のマークの種類によって、返金金額が異なるらしい。
とりとめのない内容になってしまった。
次回は、今回書ききれなかった食事について。
それでは、また後日。